とまりん館に行ってきた

2022-12-04きまぐれ雑記, たび旅

原子力PRセンター「とまりん館」

泊発電所は北海道で唯一の原子力発電所で、北海道で消費される電力の約40%を発電しているそうです。原発については震災と福島第一原発の事故のあと国がぶれまくった政策を打ち出そうとしていますが、小生は原発賛成なので、ぜひなんとか安全で高効率な設備を作ってほしいと願っています。

さてそんな泊原発を市民にひろくPRするためのとまりん館ですが、片道2時間以上かけて行ってきました。


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とまりん館遠景。

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玄関前に設置された日時計です。

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必要なんでしょうね、こういう看板。

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エントランス。もわっと暖かいです。温室のような雰囲気ですが、余剰エネルギーで暖めているのでしょうか。温水プールも併設されているらしいです。

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メインの原子力展示に行く前に、こんな感じで科学展示?と称したアトラクションがいくつかあります。小さな子供が科学に興味を持つように・・・ということらしいのですが。ところでこれって、北岡明佳氏の作品ですね。

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さていよいよ原子力展示。画像を小さくしてしまったので見えづらくすみません。細かいデータはほくでんのサイトにしっかり掲載されています。
以下写真。
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廃棄物の地層処分の様子。

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最上階の展望ラウンジより。遠くに羊蹄山が見えます。あらためてこの原発の立地位置を実感します。近くには漁港も。

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外には風力発電のブレードが。

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一応泊発電所にも行ってみました。当然ながら立ち入り禁止。それどころか駐車しても良さそうなスペースすらありません。停車して悠長に写真を撮っていいような雰囲気ではないので、大急ぎでパチリ。

というわけで、頑張ってほしいです。

余談ですが、小松左京氏の作品に、「昔の火」(「一生に一度の月」(集英社文庫)に収録)というショート・ショートがあります。未来の少年少女が、ふとしたことから廃屋になった石油工場に引火させてしまい、原子力ヘリに乗った警察の救助隊に命からがら助けられる。原子力全盛の時代のその子供たちは、昔はガソリンや灯油などの「引火しやすく危険な物質」が動力源として盛んに使われていたことを聞かされ、どうして「爆発の危険もなく排気ガスも出さない」原子力を使わなかったのか、といぶかる。初老の警官は「昔の人が、現代は街中にも空にも原子力機関を積んだ乗り物が飛び回っているところを見たらさぞびっくりするだろう、石油のことをよく知らない君たちが、石油を使った乗り物のことを聞いて驚いたように」と笑う。という、笑うに笑えない小品なのですが、これって実は1970年に発表されているんです。今から40年も前です。そのころの日本といえば、東海発電所が1966年に日本初の商用原子力発電所として営業運転を開始し、まさに原子力の道筋ができた輝かしい時期です。今とは違う時代ですが、考えてみれば、その頃が初めてなので、結局その後起こった事故や、老朽化した施設の廃炉手続きなんかも、基本的にまだできてないわけで、設計、建設、運転、廃炉を何サイクルも繰り返さないと、やはり技術の確立とはいえないのではないでしょうか。そういった意味では、まだまだ研究の余地は腐るほどあり、研究していってもらわないと。

応援しています。