プレスポの手組みホイールのハブを初オーバーホールしたよ!

自転車のハブのオーバーホール・グリスアップについてはいくつか記事を書いています。
・プレスポ初回
プレスポのハブをグリスアップ!【フロントハブ編】 – HERMITCRAB
プレスポのハブをグリスアップ!【リアハブ編】 – HERMITCRAB
・プレスポ2回目
プレスポのメンテナンス2017! – HERMITCRAB
・ピネロロ初回
ピネロロのハブをオーバーホールしようとしたら返り討ちにあった話。 – HERMITCRAB
ピネロロの後ろホイール【R501】ハブのオーバーホールをしました。 – HERMITCRAB
・小径ママチャリ“青号”
ママチャリのフロントハブをオーバーホールした。スポーツバイクとは勝手が違うぞ! – HERMITCRAB
※リアハブは未実施です

ハブのオーバーホールは定期的に行うことで長持ちします。特に屋外保管している自転車はハブのグリスが流出してしまいやすいので、クリーニングとグリスアップを定期的に行うことが肝心です。また運用を始めて初回のオーバーホールは比較的早めに行ったほうが良い・・・ということで、プレスポのハブのグリスアップを行うことにしました。

プレスポのホイールは手組みなのでハブの素性がはっきりしています。フロントはシマノのHB-T610、リアも同じくシマノのFH-T610です。ハブの構造は、プレスポのデフォルトのホイールやピネロロのホイールのハブと基本的に同じくカップ&コーンなので、何とかなるでしょう。

作業はフロントから始めます。まずは触診し現状を確認。クイックを抜いて、ハブ軸をくるくる回してみます。触ってみた結果・・・するするとよく回ります。よく回るということは・・・グリスが少なくなっている可能性がありますね。まあ開けてみましょう。

ロックナットは17mm、玉押しは13mmのスパナで回せますが・・・工具を突っ込む前にまず掃除!パーツクリーナーを吹いたウエスで拭くか、何だったらこれからバラすのですからパーツクリーナーを直接ぶっかけても構いません。ついでにハブのロゴもきれいにしておきましょう。

ピントが合ってない写真ですみませんが、バラしながら構造をつど確認します。玉押しとロックナットの間にスペーサーがあることが分かりました。
ハブ軸は左右いずれか一方のみ外せばOKですが、外したのが右か左かわからなくなると具合がよくありません。クイックは右側がナットになっていてそれが外れますので、ハブ軸もそれに倣って右のロックナット・玉押しを外すことと決め、そのように分解していきます。

ロックナット、スペーサー、玉押しが外れ、ベアリングがあらわになりました。赤錆などはなく色はきれいそうですが、グリスは抜けてる感じがしますね。

外したロックナット、スペーサー、玉押しをクリーニングし現状を確認。玉押しには特に虫食いなどもなく、きれいな状態でした。きれいなうちにバラせてよかった!

ハブ軸とベアリングを取り出しました。

ベアリングは、ウエスに乗せてパーツクリーナーを吹きかけ、くしゅくしゅ拭き取ることでクリーニング。変形・変色はなく良い状態です。左右にそれぞれ11個のベアリング球が入っていました。グリスは後述する純正プレミアムグリスではない、半透明っぽいグリスでした。コストダウンの結果でしょうね。

左側の玉押しもきれいな状態でした。

ベアリングの収まっていたカップの状態はというと・・・

こちらもきれいな状態。総合的に見て、各部の状態は良いもののグリスが切れかかっていたので、バラすにはちょうどよいタイミングだったと思います。

各部がきれいになりましたので、グリスアップしながら組み立てます。カップにグリスを多めに詰めます。

ハブ用のグリスはシマノのプレミアムグリス(通称・デュラグリス)一択ですね。きれいな色なので好きです。しっかり流通しているので入手性も問題なし!

グリスに埋め込むようにしてベアリングをカップに収めます。

ハブ軸の玉押しにもグリスを盛って、入れる方向を間違えないように、左側からハブに通します。

右側の玉押し、スペーサー、ロックナットを軽く入れて玉あたり調整を行います。両手を使うため写真を取りづらいのですが、ゴリゴリの僅かに手前まで玉押しを締め付けます。締めるときはロックナットを回し、緩めるときは玉押しを回します。ちょうどよい玉あたりになったら、玉押しとロックナットを共締めし、再度状態を確認して玉あたり調整完了。

クイックもクリーニングと注油し、ハブに通してハブのオーバーホールは完了です。きれいに仕上がりました。

勢いに任せて、リアハブもオーバーホールすることにします。リアはスプロケットを外さなければ作業できません。まずはやはりクリーニング。工具の当たるロックリング回りをきれいにしてから、ロックリングを外しスプロケも外します。各所は順次クリーニングしていきます。

サクサクバラしてロックナットと玉押しをクリーニングし観察してみます。ロックナットはフロントと同じく17mmでしたが、玉押しはフロントとはサイズが異なり15mmでした。状態はフロント同様悪くなさそうです。

もう一方の玉押しも大丈夫そう。

カップもきれいです。

ベアリングも問題なし。ちなみにサイズは測り忘れましたが、フロントハブより大きい球が片方に9個ずつ入っていました。

この機会にタイヤの表面の傷などもチェックしておきます。経年劣化による細かいひび割れがあるほか、ところどころこんな傷もあります。ゴム製品は走行距離がそれほどではなくても紫外線などで劣化ししなやかさがなくなりますので、そろそろ交換を考えます。

フロント同様にグリスを詰め直してベアリングを入れていきますが、素手ではなくこのように先の細いプライヤーを使います。飯倉氏より学びましたが、作業時は軍手やプライヤーなどを積極的に活用し、むやみに素手を汚さないことが、作業を効率よく進めるポイントなのです。写真を撮るためにカメラを持つときも、汚れた軍手をぽいっと外せばOKですしね。

玉押し調整をしたのち、クリーニングしたスプロケを戻していきます。スプロケは平面の鉄板ではなく、チェーンが脱線できるようこのように彫りが入っています。
ちなみにこのハブだけかもしれませんが、フリー側の玉押しが通常の薄口スパナではフリーと干渉して回しにくく、ちょっと作業がやりづらかったです。

小生が使っている薄口スパナはこちらです。ほとんどの作業では問題ありませんが、このハブのフリー側玉押しに関しては、もしかしたらもっと薄いものか、あるいは斜めにオフセットされたものが適しているかもしれません。これまた飯倉氏がしているように、もう1セット買って、グラインダーでさらに薄く削ってしまうのも手かも。

クイックを戻して作業完了です。何かが劇的に良くなる作業ではないのですが、長く運用するための大事な作業を行えたので満足です。次のオーバーホールは来年かな。

■数日後追記:

ある程度走り込むとこんな風にグリスがはみ出してきます。これはホコリを呼ぶだけなのですぐに拭き取りましょう。逆にハブ内部はグリスが行き渡っていい感じになっていると思います。

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2件のコメント

  1. フリー側玉押しでフリーが邪魔で玉押しが、云々ってありますが、
    フリー側玉押しを、先にダブルナットでロックして位置を固定して
    玉押し調整は反フリー側で行うのがよろしいかと思います

  2. コメントありがとうございます!このハブをいじるのが今回初めてだったので、左右を取り違えないように上記の手順で行いましたが、次回はそのようにしたいと思います。

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