地デジ受信用アンテナをまた自作したよ!ヘンテナ最高!!

ヘンテナ – Wikipedia

のっけから脱線しますが、筋肉少女帯には「アンテナ」「電波」というワードが出てくる楽曲がたくさんあります。インディーズ時代の「釈迦」「いくじなし」に始まり、「僕の宗教へようこそ」「電波ブギ」などなど・・・こうしてアンテナや電波に敏感になっている小生は筋肉少女帯のカルトな世界に今更のように足を突っ込んでいるような・・・

閑話休題。小生宅の地デジ電波受信環境はあいかわらず危うい状態です。デフォルトというか、家屋に標準装備のアンテナは近所の高層マンションから引っ張っているらしいのですが、天候などの影響か受信が安定しないときがあります。それに業を煮やして、去年にアンテナを自作しました。

気まぐれで地デジアンテナを自作してみました。 – HERMITCRAB
自作の地デジアンテナは三脚に固定してみました。 – HERMITCRAB

百均で3mm径のアルミ線を買ってきて作った八木アンテナです。良い感じで受信するのですけど、角度調整が結構シビアで、ちょっとでも方向がずれるととたんに受信状態が悪くなったり、アンテナに接続している同軸ケーブルの位置によっても受信状態が変化するなど、これまた安定しません。そして八木アンテナの特性上、水平にエレメントを配置するので室内設置だと場所を取るんですよね。まあ場所を取ってもいいからもっと安定して受信できるアンテナを作りたい!ということで、まずはもっと大型(=高性能!?)の八木アンテナを作れないかと思いいろいろ調べていると、ヘンテナというアンテナを見つけましたので、これを作ってみることにしました。

アンテナは受信したい周波数からサイズを設計します。前回八木アンテナを制作したときの記事のとおり、小生の環境における地デジチャンネルの中央周波数は512MHzです。ヘンテナは長方形状の形状で、長辺は1/2λ、短辺は1/6λとのことですが、何のことやらさっぱりです。λはラムダと読みますが、ラムダといったらルパン三世第2TVシリーズの最終話に登場するロボット兵!こんなレベルの小生がアンテナ設計なんてできるんでしょうか。今回もたくさんのサイトを参考にさせてもらいました。

λ(ラムダ)は波長のことで、ターゲットとなる周波数512MHzの波長を求めます。λ=光の速さ(秒速)/周波数です。光の速さはご存知のとおり秒速30万kmです。30万kmをメートルで表記すると300,000,000mとなり、これはすなわち300メガメートルですから、光の速度は言い換えると300Mm/sとなります。これで、周波数と単位が揃いましたので、先ほどの波長を求める式に代入します。

λ=300/512≒0.5859375mとなり、512MHzの波長λは約59cmと求められました。ここから、ヘンテナの長辺は1/2λ=29.3cm、短辺は1/6λ=9.8cmが求められました。この寸法の長方形をアルミ線で作ります。

計算結果を表計算ソフト上にメモしました。

今回準備したもの。アルミ線は八木アンテナを作ったときの余りがありましたが、足りなくなったら嫌なので100均で買ってきました。アンテナ線にする同軸ケーブルや鉄線はうちに転がっていたものです。工具やスケール。圧着端子もすでに所有していたものですので、今回の作業の投資は108円のみでした。この他にはんだごてとハンダも使います。
あ、ヘンテナの設計例をいろいろ見ていると、アマチュア無線の方が多いせいか同軸ケーブルは50Ωのものを使っている方が多いです。小生はテレビ用として一般的な75Ωのものしか持っていなかったのですけど、75Ωの場合はヘンテナの長辺の長さが1/2λとは若干異なるという記述も見られました。まあひとまず手持ちの同軸ケーブルで制作を進めることにします。

サイズどおりにアルミ線を切り出し、整形します。

同軸ケーブルを加工します。コネクタ部分を切り落とし、シュペルトップ用に10cm分のケーブルを切り出して用意しました。
シュペルトップはよくわかりませんが、参考サイトによると同軸ケーブルに網線をかぶせて作る特殊な回路らしいです。長さは1/4λ×0.68とのことで、一応計算してみると約10cmとなりました。サイトによってはあってもなくてもそんなに変わらないという記述も見られましたが、まあ作ってみることにします。

10cmに切り出した同軸ケーブルから網線と芯線を取り出して・・・

同軸ケーブル側はアンテナに接続するために被覆をむき、被覆から10cmのところで1cmの被覆を剥いでおきます。

1cmの被覆を剥いたところに網線をかぶせ切り出した芯線で固定するとともに電気的に接続するようにしました。網線は10cmにしたかったのですがケーブル径が当然ながら網線より太いため、10cmより短くなってしまいます。仕方ないので、残った芯線を螺旋状に巻いてなんとなく10cmになるようにしました。

同軸ケーブルを給電部にはんだ付けし、給電部をアンテナ本体に鉄線で固定。アンテナ本体や給電部はずれやすいので、割り箸で添え木をしておきました。むき出しになっている部分をビニテで適当に絶縁処理し、ひとまず完成!

こちらが、家屋に標準装備のアンテナに接続した時の受信状況。NHK総合の受信レベルは30前後で、画面にはブロックノイズが出てしまっています。視聴に耐えられるものではありません。

今回作成したヘンテナを接続し、受信状態の良いところを探します。部屋中に音程が上下するビープ音が響き渡ります。ビープ音が高くなる位置を探すこと数分・・・なんということでしょう!受信レベルが50を超えました!できるだけ受信レベルが高い状態の位置にヘンテナを置いてみると、小生宅では受信状態が悪くなりやすいHTBやUHBもばっちり映りました!

ヘンテナの位置は窓に近ければよいかというとそうでもなく、窓から1mくらい離し、天井から20cmくらい離したところが受信状態が良いことが分かりました。天井から離し、すなわち空中に固定するのはちょっとむずかしいので、ひとまず天井にマステで貼り付けました。この位置だと受信レベルは40くらいまで下がりますが、地デジの受信にはほぼ問題なしです。

マステでの固定ではすぐに落下してしまうので、今後固定方法を考えたいと思います。でも八木アンテナより省スペースで設置できますし、いいものを作ることができました!

もしかしたら、ブースターを入れると幸せになれるかもしれませんね。まあそれではアンテナを自作する意味はないのですが(笑)

参考サイト:
シニア夫婦のクルマ旅など
地上波ディジタル放送用ダブルループアンテナの制作_pdf
地デジデビューその1 チューナー(DIR510)編 | よしなしごと – 楽天ブログ
RIGHTページ
ヘンテナ
JO1PCT Amateur Radio Station
ヘンテナというアンテナについて
地デジ受信用アンテナを作ってみた – MoCA研究所(JL1MCA 無線とコンピュータのBlog)
車載用に地デジアンテナ自作(ヘンテナ編): 気ままな車中泊一人旅
ANTENNA

おまけ:
地デジ障害事例 | 受信サービス株式会社
天候が悪くなると地デジの受信感度が鈍ると言うのは本当ですか? – 本当です。… – Yahoo!知恵袋

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