北欧からSibelius Edition(シベリウス・エディション)がやってきた日

THE SIBELIUS EDITION BIS RECORDS

シベリウスの手によるものならば、どんな断片までも音にする、というBISレコード(スウェーデン)のシベリウス完全全集です。シベリウスの没後50年の2007年から始まったプロジェクトのようで、楽譜が出版されているいわゆる「完成版」もしくは「最終稿」のみではなく、交響曲第5番の初稿、ヴァイオリン協奏曲の初稿をはじめとする初稿版、その他断片やスケッチなどもとにかく「音」にしているという点で、大変な企画物です。

買ってみました。AMAZON.UKから。


sibeliusedition01.jpg

巨大なダンボールが届きました。この中に北欧の風が詰まっているかと思うと、なんともいえない気持ちになります。

sibeliusedition02.jpg

こんなものが貼ってありました。ROYAL MAILというので送られてきたようです。ちなみに6.99£と書いてありますがこれはなんでしょう。今回掛かった金額は、送料込みでトータル500£弱でした。まあでも日本のAMAZONやHMVで買うよりは断然安かったです。

sibeliusedition03.jpg

こんな感じで詰められていました。容積の半分くらいはエアキャップです。

sibeliusedition04.jpg

並べてみました。見て分かると思いますが、ドラゴンボールの背表紙よろしく13巻全てつなげると一つの風景写真になり、JEAN SIBELIUSの文字が揃うという仕組みになっています。

sibeliusedition05.jpg

表紙を並べてみました。表紙の風景は背表紙から連続的に繋がっているので、少しずつずれるように変化しています。そして2羽の白鳥が飛んでいます。

sibeliusedition06.jpg

CD棚に入りました。

sibeliusedition11.jpg

とりあえず1つ開けてみました。第12巻、交響曲集です。

sibeliusedition12.jpg

中身はこんな感じ。CD5枚に、ブックレットが2冊とSIBELIUS EDITIONのパンフレット。中央下のシベリウス爺さんが表紙になっているものは、13巻に共通して入っているもので、シベリウスの生涯について書かれています。その左がそれぞれのBOXに対応した解説書。英語、フィンランド語、ドイツ語、フランス語、日本語で書かれています。

sibeliusedition13.jpg

曲解説はこんな感じ。

sibeliusedition14.jpg

第12巻「交響曲集」で目玉となるのが、第5番の初稿に加えCD5に収録されている音の断片たち。小さくて読みづらいですが、例えば1曲目にはこう書かれています。

交響曲第1番第1楽章より、1小節目から40小節目まで。TurkuにあるSibeliusMuseum所蔵の手稿より。クラリネット奏者は何某。

巻末の注にはさらにこう書いてあります。

クラリネットによる序奏に、4小節追加があります。

なんだか恐ろしいですね!交響曲第1番といえばクラリネットのソロで始まりますが、手稿の段階では普段聴いているものよりソロが長かったってっことです。シベリウスとしては、カットした4小節は必要ないからカットしたわけで、それを復元することが良いのか悪いのか、微妙なところですね。

例えば、他にはこんなのがあります。

交響曲第2番第1楽章の1小節目から54小節目まで。
1小節目、出版譜(=最終稿)では2拍目からモチーフが始まるが、手稿では1拍目から始まります。

つまり、最初から最後まで1拍分前倒しで記述されているってことでしょうか。音そのものには変化はないかもしれませんが、指揮者の振り方が変わる以上、演奏の表情が変わる可能性があるわけで、これも恐ろしいですね!

というわけで、じっくり聴いていきたいと思います。

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)


- Rental Orbit Space -