東京から札幌まで。1万円と24時間で。

あけましておめでとうございます。10日は110番の日で、そんでもって小生の実兄の誕生日であります。

閑話休題。

北海道&東日本パスをご存知でしょうか。有名な青春18きっぷに似てますが、利用可能路線をJR北海道とJR東日本に限定した上で、青春18切符にはない特典をつけた切符です。って、素晴らしいまとめサイトがあるので、詳細はそちらをどうぞ。

北海道レールウェイトラベラーズネット 北海道&東日本パス情報サイト

このサイトには、北海道&東日本パスを使った東京⇔札幌の乗り継ぎ時間が書かれています。それによると、東京⇔札幌の片道は約24時間で行けるとのこと。こんな切符が1万円ですよ!時間はかかりますが飛行機よりも安い!飛行機だと都市から空港までの交通費もバカにならないしね。去年の年末あたりから今さらのように水曜どうでしょうにはまっていた小生、深く考えることはやめて勢いだけで東京→札幌に挑戦することにしちゃいましたー!その顛末は以下に。画像がそこそこありますがあしからず。。。



これがその切符です。北海道&東日本パス(以下、パスまたは切符)は自動改札が使えるので、青春18きっぷのように改札でスタンプを押されることはありません。カードで買ったのでカード利用票も付いてますが、JRはなんでもかんでも切符と同じ用紙を使うんですね。コスト削減とかには関係ないのかな?

東京!東京といえば、東京タワーと皇居と秋葉原!小生のイメージする東京はそんな感じです。そんでもって、この3箇所を見てまわりました。東京タワーでは念願の蝋人形館に入りました。秋葉原では怪しい電器屋なんかを行脚して怪しいリチウムイオン電池を買いました。皇居、正確には皇居外苑、そして皇居の周辺をぐるりと散策しました。山手線を電車から出ずに1周してみたりもしました。そんでもって、無理を言って泊まらせてもらっている千葉の親戚の家までJRで帰りました。それは小生が鈍行列車による札幌への帰還へと旅立つ、1日前のことでした。

はい、ここで注目。青春18切符でもそうですが、そんなに大げさな旅をしなくとも、例えば上記の東京→千葉なんかのJRにも当然使えます。札幌⇔新千歳空港なんかももちろんOK。使い方によっては、快適さをそこなわずに旅行の経費を抑えることもできますぜ。

さて、翌日。翌日は、2008年1月5日土曜日。本日の、「その時」、です。


参考サイトによる旅程(小生は下の旅程を採用)は上野を6:53発(土曜ダイヤ)となっていますが、小生は千葉に宿泊していたためその時間に上野に着くように出発しなければならない。結果、蘇我駅を5:27に出発。京葉線で東京まで行きました。さすがに日の出前なので寒いこと寒いこと。始発なので暖房も貧弱だし、各駅停車で停車のたびドアが全開になる。とにかく、震えながら乗車してました。


東京から山手線内回りで上野へ。6:26。前日に無駄に山手線に乗りまくったので迷いはほとんどなし。京葉線から山手線まではかなり歩く。


上野から6:52東北本線快速ラビット宇都宮行きへ乗り換え。2回目の乗り換え。そろそろ通勤時間帯だが、土曜のせいかそれとも年末年始の最後の土日のせいか、意外とすいてる。この先札幌まで、9割以上座れた。座りっぱなしも辛いが、立ちっぱなしよりはいいべや。このあたりから、寒さが少しづつゆるんでくる。


宇都宮に8:20着。そして、東北本線普通列車黒磯行きは8:23発。乗り換え時間はわずか3分しかない。車内でも「黒磯行きへ乗り換える方は急いで」とのアナウンスが。そして、宇都宮駅へ到着するや否や、走り出すたくさんの乗客たち。そっか、みんな黒磯行きへ乗る人たちなんだ、と考えながら小生も走る。1分前に乗り換えを完了し、黒磯行き車内から取った写真が上の写真だ。ちなみに、すべての乗り換え駅で写真を撮ることが今回の目標でもあった。乗り換え3回目。



黒磯に9:13着。ここで25分ほど待ち時間があるので、近くに見えたスーパーに買出しに出かけた。が、10:00開店であった。重い荷物を引きずるように抱えながらすごすごと駅へ戻り、お茶とおにぎりなど、食糧を買い込む。

上野あたりから同じ顔の乗客がずっといたが、彼らは鉄ちゃんであった。黒磯駅では時間があったため、彼らは立派なカメラを構えて通り過ぎる電車を撮影していた。そんな彼らを撮影したのが下の写真。小生のは携帯のカメラだ。
携帯のカメラで鉄ちゃんの真似事をする小生っていったいなんなのだ?明らかに一般的な地元住民でもないし、鉄ちゃんたちのような信念というか情熱もない。永遠に厄介者かな。このあたりから、徐々にうんざりし始める。自分で決めたことながら、誰かから無理やり課せられた罰ゲームをやってるような気分になる。

黒磯からは9:39東北本線普通列車宇都宮行きへ乗車。乗り換え4回目。


郡山に10:40着。郡山からは11:06東北本線普通列車福島行きへ乗車。乗り換え5回目。
天気のせいか、ダイヤが驚くほど正確だ。車内はあいかわらずほどほどに空いてる。そして、何人か、同じ旅程をこなしていると思われる人がいることを確信し始める。車内では本を読んだり音楽を聴いたりぼーっとしたり。基本的に始発駅から終点まで乗って乗り換えなので寝過ごす心配はないといえる。ただ、終点前あたりでは乗り換えの案内放送があるのでこれはしっかりと聞くようにする。もちろん小生もある程度の予習はしてきた、が、駅の何番ホームに入って次の電車は何番ホームから乗り換え、といった詳しい情報は車内アナウンスで得られることがわかった。アナウンスをあなどるなかれ、と自分に言い聞かせる。


福島に11:53着。福島からは12:00東北本線普通列車白石行きに乗り換え。乗り換え6回目。写真に写ってる人は知らない人です、念のため。
まだ12時というべきか、もう12時というべきか悩む。購入したおにぎりはすでに食べてしまったためこの時間に空腹に悩まされることはないが、とにかく暇だ。本を読んでも、音楽を聴いても癒されない寂寥感。というより手持ち無沙汰。天気はとても良い。


白石に12:33着。ここからは12:36東北本線普通列車仙台行きへ乗り換え。乗り換え7回目。
ここの乗り換え時間は3分しかないが、たしか仙台行きは到着したホームの向かいだった気がする。あまり急いだ記憶がない。
仙台行きの電車はかなり暖房が効いており、暑かった。ダウンジャケットの下に長野でもらった毛糸のセーターまで着ていたのだが、しかし脱がなかった。額にやや汗した頃に仙台に到着し、脱がなくて良かったと胸をなでおろす。仙台も、ほどほどに寒かったからだ。
道中見えた河川に、たくさんの白鳥が翼を休めているを見る。


仙台に13:25に着。次に乗る、東北本線普通列車一ノ関行きは13:40発。乗り換え8回目。
トイレについて話そう。一言で言うと、乗り換え時間に余裕があったらトイレにいっといれ。まあ、大抵の電車にはトイレは付いてたような気がするけど。小生はイレギュラーなトイレタイムは困ると思ったので、水分補給は最小限にし、こまめにトイレに行くようにした。
ちなみに、どうしてここでトイレのことを書こうかと思ったかというと、たまたま思いついたからだ。でも、こういう無謀な道中では大事なことだよね。


一ノ関15:22着。ここからは15:27東北本線普通列車盛岡行きへ乗車。乗り換え9回目。
このあたりからだったと思うが、車両のドアが押しボタン式になってた。冬の暖房対策だろう。車内からボタンを押すと、大きな音で「キンコーン」となり、ドアが開く。車外からボタンを押すと、車内に音が鳴り、それからドアが開く。ちなみに発車時は開いているドアは自動で閉まるが、それ以外の場合でも、ドアを開けたら閉じるボタンを押して車内に冷気が入らないようにするのがマナーなんでしょうな。このあたりから、景色に降り積もった雪が見えてくる。
学生が乗ってきたので東北弁が聞けるかと思い耳をそばだてていたが、標準語というか普通の若者言葉だったのでがっかり。むしろ、福島を越えたあたりで乗っていた大学生風の男女5人くらいの方がなまってたなぁ。


盛岡16:56着。ここからはJRではなくいわて銀河鉄道線青い森鉄道線という第3セクターの路線へと乗り継ぐ。いわて銀河鉄道線普通列車八戸行きは17:04発。乗り換え10回目。すでに日没時間を過ぎ、徐々に寒気を帯びてきた。ホームのキオスクで焼きそばを買い、人目も気にせず車内でかきこむ。冷たかったが、空腹を抑えるのには十分だった。
いうまでもなく、北海道&東日本パスはこの二つの第3セクター路線に乗ることができる。盛岡駅ではいったんJRの改札を出て、いわて銀河鉄道線のホームで再び改札。地図を持っている方はごらんになると分かるが、二つの路線は盛岡から八戸までをカバーしている在来線ということになる。路線は二つに分かれており鉄道会社の名称も異なるが、これらは岩手県と青森県との県境でわかれているだけで事実上同じとのこと。実際、盛岡から八戸までは一本の電車で行けた。


八戸18:58着。この駅では改札を出ず、そのままJRへと接続。次は19:12東北本線普通列車青森行き。乗り換え11回目。
ここまでくると、さすがに感慨深いものがある。あとは青森駅ではまなすに乗るだけだからだ。車内は徐々に冷え込み座っているのも非常に辛くなってきたが、精神的にはかなり落ち着いたというかほっとした。肉体的な疲れは・・・座り疲れはあるが適宜居眠りをしたおかげでそれほど疲れてはいない。しかし。。。寒い。


青森に20:43着。あとは急行はまなす札幌行き22:45に乗るだけだ。北海道&東日本パスの最大の魅力、それは、はまなすの全線に乗れることだ。
どこかで暖かいものを食べたいと思い、改札を出て青森駅周辺を少し歩いてみる。が、写真を撮ったりしているうちに寒くなってきたし、開いてるのは飲み屋風の店ばかりだったのですごすごと駅へ戻る。本当は、駅前のデパートの中でなんか食べたかったんだけどなあ。
待合室で、買ってきた小さな弁当を食べながらはまなすを待つ。はまなすがホームに入るのは発車のおよそ30分前、10:12というアナウンスが流れたので、5分くらい前にホームへ。結構人がいる!そしてはまなすがホームに入ってくる。自由席車両に殺到する人々。そして小生。

座れた。乗り換え、実に12回目。

津軽海峡をくぐり抜ける青函トンネルも通ったはずなのだが、いかんせん夜なのでよく見えない。そして、浅い眠り。足元の寒気に対処すべく、ダウンジャケットをひざ掛け代わりにして目を閉じる。


気が付くと、もう千歳あたりまで来ていた。いつのまにか、車両の進行方向が変わっている。乗ったときは、進行方向に向かって座ったはずなのに、今は逆に座っている。函館で進行方向が変わるんだったっけか?
はまなす、6:07札幌着。

さて総括ですが、おすすめしません。以上!

料金はともかく、すさまじく時間がかかるでしょ。おまけに、くつろげる瞬間はないに等しいでしょ。同じ時間をかけるなら、フェリーとかを使った方が快適だと思うな。仙台→苫小牧をフェリーで行くとか。
ただし、料金だけを考えるなら絶対お得。小生のように、山手線を使いまくったり千葉に行ったりできるし、例えば北海道内を普通列車で回る、なんてことにも使える。そして、なんといっても、そう、ロマンっていうの?そういうのを求める人は、ぜひ利用してみてはいかが。
全体的に、乗り換えはうまくいくもんだなあと思った。まあ、参考にしたサイトがそれだけ精度の高いプランを提示してくれていたからだとは思うが、もしも5日のはまなすに乗れなかったらどうしようという不安は少しだけあったのは否定できない。なんたって、7日から仕事だからね。ま、最悪追い銭してでも7日の早朝に帰れればいっかー、なんて気軽な気持ちで行くのがいいのでしょうな。・・・うーん、もう一生やらないだろうなあ・・・

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1件のコメント

  1. 北海道&東日本パスの旅

    今春はJR北海道&東日本パスが青函トンネル20周年記念で通常10000円のところ9500円に割引!
    ということで、ついに行ってしまいました北海道の道東へ~
    さらに今年は流氷の当たり年らしく、3月下旬にもかかわらず流氷を見ることができました!
    旅行したのは3月20~24日の5日間、急行はまなす自由席車中泊2泊、憩の家かや沼・めまんべつ温泉ホテル山水の宿2泊です。
    240枚の画像の詰まったアルバムもご覧下さい

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