「一生モノ」という価値観と、やや相反する、「モノを楽しむ」という価値観

例えば、時計。一生ものの時計を持つということは、その時計をできれば一生使い続けたいということである。一生使い続けるということは、その時計が壊れたら修理に出すし、常に満足する水準で稼動し続けるよう、定期的にメンテナンスに出す、ということ。一生使い続けるということは、それを購入するときの出費もさることながら、その品質を維持し続けるための出費も考えなくてはならない。もちろん、それが愛すべき時計だからこそ出費もするのだが。

翻って、時計というものが大好きで、TPOにあわせいろいろなものを身につけたい、あるいは単にコレクションとして楽しみたい、という形に現れるタイプの愛情もあろう。こちらのほうが、現代の消費社会でも実現しやすい気はする。なぜなら、一生ものの時計を手に入れて、メンテナンスしながら使い続けたいと思っても、その時計が生産終了になって部品も手に入らなくなったら、通常の方法ではそれ以上のメンテナンスは不可能になってしまうからだ。そしてまた、いくら高価な時計とはいっても、定期的にモデルチェンジしていくものだし、コスト削減や生産ラインの簡略化で共通部品が多い設計になっていたとしても、部品の管理という部分はどうしても生産者頼みになってしまう。つまり、言葉は悪いが「ひとつあるいは少数のものを一生使い続ける」という生き方はやりにくい時代なのだと思ふ。

職人さん、と呼ばれる人たちがいる。時計職人。その人の手にかかれば、部品の調達ができない時計も何のその、時には持てる知識と経験を総動員して部品を自作しちゃったりしてくれるかも。でも、今は職人さんの生きにくい時代。雑貨ウォッチが世にあふれ、中には電池交換もできない粗悪品も。電池の交換に持ち込まれても交換できない。そうすると、客からクレームが来る。安物の電池交換するくらいならまた安物に買い換える。これでは食べていけない。職人さんが引退する。職人さんが減ると、職人にしかできない修理もできなくなり、世の中の時計は使い捨てが当たり前になり、そして・・・
時計店が少ないのは何故ですか? - Cooの腕時計

とまあ能書きたれてきたが、とどのつまりは長く使える新しい時計が欲しいわけです。欲しいのは、CASIOのオシアナスシリーズ。新しいというか、TPOの幅を増やしたいというか。小生は現在G-SHOCKを毎日着用しているのでありますが、真っ黒いボディにこれまた真っ黒なウレタンバンドといった風体で、電波ソーラーにタイドグラフ、月例表示に温度センサーまでついてるイカしたやつなんですが、もう少しスポーティーで精悍なフェイスを持ったやつが欲しいなと。TPOなので、今身につけているやつがお払い箱になるわけでもなく。そこでオシアナス。電波ソーラーは当たり前、パーペチュアルカレンダー、クロノグラフ、タキメータまでついてる。ボディはフルチタン、針は青。こいつ・・・ただもんじゃねぇ・・・かっこいい・・・!でも実売5万円。

5万で、一生使えるものを、なんておこがましいのかもしれないな。そうそう、読者の方からコメントでご教授いただいたのですが、タフソーラーG-SHOCKなんかに使われているCTL1616というリチウム2次電池、つまるところは充電池ですが、1000回以上充電できるそうです。製造元である松下のサイトにある技術情報に験結果がきちんと載ってます。小生が以前書いた記事ではネットをちょこちょこっと調べて特に権威もないサイトから引っ張ってきた「100回」と書いてましたが、間違いでした。ゴメンナサイ。そして有用な情報をありがとうございました。ということで、タフソーラーは1000回以上充電できる。週に1回満充電という設計だったとしても、19年以上持ちますよ。これは、電池以外の故障で止まってしまうのが早いかもね。というわけで、オシアナス。欲しい。でも、高い!でも、これくらいのものをつけてりゃ、ハッタリもきくよなぁ(何の?)。

よく考えると・・・G-SHOCKでもチタンのやつは高いんだよな。つまり、オシアナスがブランド力を盾にしてとかで特に高いわけではなくて、まぁCASIO的には適正価格なんだろう。むむむ、なんだかオラ、ワクワクしてきたぞ!

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