メタルバンドの調整などしてみた

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メタルバンドといっても、ヘビメタなバンドのことではないし、今日はそういうスラッシュビートな記事ではないのであしからず。なので、メタルバンドの調整といっても、ヘビメタなバンドを小生好みに調教したとか、そういった記事を期待されても困ります小生。メタルバンド・・・腕時計の金属製バンドのことです。皮バンドやウレタンバンドなら、孔がいくつも開いてるので調整の必要は基本的にないのですが、金属バンドの場合は駒を外したりしてバンドの長さを調整しなけあなりません。そのためには特殊な工具や技術が必要なのですが、最近では時計用工具もネットで買える時代。というか、今まで見逃していましたが店舗でも多少は売ってます。札幌市内でも、東急ハンズとヨドバシで販売しているのを確認しました。とはいえ、種類が少ないうえに高いので、やっぱ通販ですね。技術を教えてくれるサイトもいくつもあるし。まあそれじゃ自分でやってみようかと。


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メタルバンド調整をするのは初めてですが、こいつのバンド調整をしてみようかと。カシオのオシアナスOCW-M800TBJ-1AJF。新品。バンドの駒も初期状態で全部付いてるので・・・

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小生の手首が異様に細いのかもしれませんが、バンド、長すぎます。調整しなけあなりません。ところで、どうしてベルトが長いまま手元にあるのかというと、通販というかヤフオクで買ったからなんですねー。まあ調整は実店舗に持って行って金出してやってもらってくださいってことです。

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左が以前から持っていた時計用工具セット。これもヤフオクで2,500円くらいで落札したものです。プラスチック製ピンセットやシリコン塗布器などはあとから追加したものですが。右が、今回この時計を調整するために購入した工具セット。こちらはヤフーショッピングにて300円という激安価格で購入しました。どうしてこちらの工具を追加購入したかというと、このオシアナスのメタルバンドはCリングというジョイント方式で組まれているからです。Cリングのバンドを調整するにはバンド固定台とハンマー、それに打ち抜き棒が必要です。このうち今まで持っていたのはハンマーだけだったので、時計本体が手元に届いて、調整する気満々でバンドをまじまじとながめ、「あ、これはCリングだ!」と気付いたあと急遽手配したというわけ。追加工具が届いたのはそれから1週間後。この間、新品のオシアナスは装着されることもなく引き出しのなかに眠っていたというトホホなありさま。ジョイント方式が分からなかったからとはいえ、絵に描いたような泥縄ですな小生。

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調整の仕方については、Mr.Coo氏のサイトに大変お世話になりました。そちらのサイトをよーく見ながら、作業を進めていきました。

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左は外した駒とピン、そしてCリングとバネ棒。Cリングは1ミリ×4ミリほどなので、ちいちゃいものを扱うのが苦手な方は注意です。右の写真はCリングが駒の凹部分(となりの駒とのジョイント部分)の孔に収まっているところ。よーく見ないと分かりませんねぇ。

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駒を外し、また繋ぎ合わせ、完成。かなりいい感じの長さになりました。
ちなみに、駒は6時の方向を外すのが基本です。小生は駒を4つも外したので両側から2個づつ外しましたが。

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外した部品。Cリングの小ささがお分かりでしょうか。あ、いや、手相は見なくて結構ですので・・・

というわけで、本日の「なんでもやってみやう」のコーナーも大成功。工具さえあればそんなに難しい作業ではないと思うし、みなさんも自己責任でやってみては。そうそう、以前購入した消毒用エタノール、こちらも時計の掃除なんかに使ってます。G-SHOCKのウレタンバンドやカバーを外し、それらはブラシでゴシゴシ水洗い。時計部分はアルコールに浸した綿棒でフキフキ。かなりきれいになりますですよ。というわけで、ものいじりは楽しいなぁ。

腕時計工具の解説はこちら→同じくMr.Coo氏のサイト