「格安スマホ」って、少し曖昧な言葉だと思うのです。SIMフリーという言葉が比較的一般的になってきた昨今、携帯端末(ガラケーやスマホ)と回線契約(docomoなどの大手キャリアとか、格安SIMとか)を分けて考えることも一般的になってきました。そこで、「格安スマホ」についても、詳細に切り分けて理解しておく必要があると思います。
一番の命題、それは、「格安」とは、何が格安なのか?ということでしょう。
少し前までは、携帯やスマホを持つことは、単一のキャリアから提供される回線と端末を持つことと同義でした。例えば、docomoでスマホを持つことは、docomoで回線契約し、docomoが提供するスマホを購入することが当たり前だったわけです。もちろん、今でも主流の契約の仕方です。
翻って、SIMフリー端末が普及し始め、また大手キャリアもようやく重い腰をあげて条件付きながらSIMフリー端末を取り扱い始めましたので、回線契約と端末とを別々に購入(契約)することも可能になってきています。
そこで先ほどの、「何が格安なのか」という問題。スマホを使うために必要なものは回線と端末ですが、「回線」が格安なのか、「端末」が格安なのか、分けて把握しておく必要があると思うのです。大手キャリアは相変わらずユーザーの流出を防ぐため各種の囲い込み、抱き合わせ商法を駆使してきますから、本当に「格安」で運用するために、何が「格安」なのか理解しておきましょう。
さてタイトルの「格安スマホ」、字面だけ追ってみれば、格安なのはスマホ、つまり端末のような気がしますね。端末は、小生の購入したXiaomi redmi4primeは2万円弱、高価なものではSIMフリーのiPhoneは10万円以上するらしいです。
「格安スマホ」が、「格安回線」という意味なら、小生が契約しているIIJmioのような格安SIMのほか、大手でも設定している安めのプラン、ということになるのでしょうか。
「格安スマホ」が、回線、端末を含めたトータルでの「格安」なら、大手キャリアで提供している「安めのプラン」と「型落ち売れ残りスマホ」ということになるんじゃないでしょうかね。この場合、契約内容も中途半端、端末も最新ではないものですので、いろいろと中途半端なのですが、でもやはりキャリアのサポートが付いている、というのは大きなメリットですよね。いざとなればショップに駆け込めばなんとかなりますから。逆に、安い料金だけを求めてろくにサポートも受けられない契約にしてしまうと、あとで高い勉強代を払うことにもなりかねません。もちろん、勉強するのは素晴らしいことですけど。
というわけで何がオチなのか自分でも分からなくなってしまいましたが、いろいろと選択肢が増えたこの時代、限りあるお金と時間をバランス良く配分して、便利に過ごしたいものですね。