きまぐれ雑記

ソフトバンク、ボーダフォン買収に合意 ヤフーも参加
新ブランドに切り替えへ──孫社長
「完全撤退ではない」――日本市場に足がかりを残したVodafone

ソフトバンクによるVodafone買収が決まったようで。これからどうなるんでしょう。とにかく、ユーザーに不利益を被らせるような運営だけはしてほしくないですね~。J-PHONEからVodafoneへ変わったときはどうだったんでしょう。

PSE法、ビンテージ楽器は「例外」に
PSE法、「ビンテージ品のみ除外」に困惑する中古業者

例外を認めたということはとりあえず評価できることですが、例外は例外を生むというか、なんというか。

「PC内のWinny探します」公的機関向けにWinny検出ソフトを無償提供

こんなバカげた話はないというか、いったい問題の原点は何なのかと問いたい。情報の流出はWinnyのせいなのか?そんなことはないでしょ。結局のところは使用者に問題意識というか、危機感がないだけの話。個人のノートパソコンに極秘データを入れていたと。Winnyを介して感染したワームにより情報が流出することも、そのノートパソコンが盗難に遭うことも、いずれもクリティカルダメージであることには変わりはないわけで。だから、ISPレベルでWinny接続を禁止したり、偉い人がWinny禁止を呼びかけたりしてもねぇ・・・ベクトルの方向が違うというか、泥縄な対策であるとしかいわざるを得ないのですよねぇ。そもそも、どうして公的機関の回線を使ってWinnyをやるのか?それは、公的機関の回線は(自宅より)帯域が太いからであると予想。なんてこった!新しいウィルスも発見されたようだし。
思うに、Winnyで流れているウィルスなどの悪質なファイルは、愉快犯的に作られたものであると思うのですよ。つまり、Winny(に限らずこの手のソフトは)諸刃の剣、初心者厳禁、無知な奴は手を出すな!という、在りし日のアングラサイトのノリで。公的機関なんかがそれにまんまと引っ掛かって、作者は抱腹絶倒していることでしょうね。

きまぐれ雑記, 音楽

ようこそバイオリニスト川畠なりみちの世界へ

先日、というか3月14日、川畠成道のヴァイオリンリサイタルに行ってきました。場所は北広島市芸術文化ホール、通称花ホール。以前仕事で行ったことはあったものの、客として来るのは初めて。川畠成道氏に会うのも初めて。
1曲目はクライスラーの『前奏曲とアレグロ』。音が出た瞬間、脳内でつぶやいた言葉、「このお人は一体!?」。薬害により視力をなくした後にヴァイオリンを始めたそうだが、その苦労は私には理解しようもない。そして、楽譜を見ることができないというハンデを抱えた彼という視点で彼を見ている自分に気づく。思うことは一つ、目が見えないのにここまでやるなんて、なんて素晴らしいお方なんだろう!!
なーんて、こんなことを考えつつ彼の評価をしようなんておこがましいったらありゃしない。別に努力をしたつもりはないんだけど、途中からはひとりのヴァイオリニストとして彼を見ていた。そうしながら感じたことは、彼は誰にも似ていないってこと。もちろん、彼にも師はいるし、師から基礎的なことを学んだであろうし、師の音楽性も吸収したであろう。でも、なんというか、天真爛漫というか、やりたい放題というか、独自の音楽性を感じた。それはもしかしたら、黙示録のごとく演奏家に迫ってくる楽譜というものを見られないことで、かえって自分なりの解釈や奏法を見つける努力をしてきた結果なのかもしれない。そのことが、彼の特異性をさらに際立たせているのだろう。もちろん、いい意味で。
前半は比較的重厚な曲を2曲、後半は小品を中心に5曲、そして、小気味のよいトークを交えながらのアンコールをなんと5曲、終演後にサイン会と、サービス満点の2時間だったのでした。

昨日は確定申告の最終受付日。今年はオンラインで申告書を作成し、プリンタで出力したものを税務署へ提出しました。予想通り税務署駐車場は大混雑、駐車場に入る車の列がずらり。そうなってることは予想してたし、天気がよかったということもあり、半分雪に埋まってた自転車を発掘し、数ヶ月ぶりに自転車に乗って税務署へ。ものの数分で提出完了。係りの人に助言をもらいながら何十分もかかって申告書を作成した去年とは大違いでした。以上、まじめな日記終わり。

きまぐれ雑記

最近携帯関係のエントリーが増えてる・・・かもしれませんが、興味があることについて書いた結果こうなっているだけですのでご理解願います。
さて、2004年3月に行われた「携帯電話の番号ポータビリティの在り方に関する研究会」にて、2006年第2四半期の導入を目標とされた番号ポータビリティですが、どうやら開始は2006年11月1日でほぼ確定しているようですね。様々なメリットが強調される一方、番号ポータビリティの落とし穴なんて記事も。この記事で気になったのが次のくだり。

MNPは通話(ボイス)のポータビリティを保証するものだ。しかし現在の事業者の収益構造を見ると、落ち込む音声通話収入をデータ通信の伸びで支えている。すでに事業者間の競争によって料金が下がっているのが一因だが、通話自体がEメールなどに置き換わっている点も見逃せない。こういった状況下で通話だけにポータビリティ制度を導入しても、どれほどの価格競争が起きるかは疑問だろう。

研究会ではEメールのポータビリティについても議論があったようだ。しかしドメイン名の問題や、ニーズが薄いといった理由で見送られている。

なるほど、そういうわけで定額サービスはパケット定額が主流なんだなぁ。てことは、通話料定額に乗り出すキャリアは今後もなかなかいないってことか。う~む、だがしかし、駄菓子菓子、IP電話みたくパケット通信で通話(日本語的におかしいけど意味は通じるよね)も可能になると?これもまた、実質的には定額通話に繋がるな。うーむ。

番号ポータビリティ対策
「携帯電話の番号ポータビリティの導入に関するガイドライン」の公表
米国で携帯電話の番号ポータビリティ始まる

きまぐれ雑記

ここ数日、携帯電話各社の料金プランや割引サービスなんかをいろいろチェックしていたのです。本日のエントリーはそれらの自分的メモ。

とりあえず、各キャリアのサイトへのリンク。

au
vodafone
DoCoMo

いつから始まるのかよく分からないナンバーポータビリティですが、各社とも新規ユーザーの獲得、既存ユーザーの離脱防止にやっきになってますね。いずれのキャリアも提供しているのが家族割や指定割。auではひとりでも「家族割」といううれしくないキャッチコピーとともに導入されたMY割(割引率が家族割と同じというだけで、「家族」という単語をつける意味なし)など、各種割引サービスは今後も増えていくでしょう。
割引と似て非なるものが定額サービス。パケット定額系は少し前から出てきていますが、通常通話の通話料定額サービスってvodafoneのLOVE定額・家族通話定額とDoCoMoのカケ・ホーダイだけかしら?とはいえカケ・ホーダイは通話というよりはチャットやメールに近いものみたいだけど。
これらのサービスって、基本的に自社携帯間通話にのみ適応されるんですよね。それはユーザー獲得の基本戦略なんでしょうけど、ほんのちょっとだけ疑問が残ってて、ここから十八番の机上の空論コーナー!
各キャリアがまったく同じ割引サービスを提供している限り、ユーザーの分布も平衡状態が続くだろう。ユーザーは、できるなら既存の電話番号は維持したいと考えるから、番号変更のデメリットを凌駕するほどのメリットがない限り、キャリア移動は起こらないはず。
さて、各社がユーザーの離脱防止を図るため、自社限定のサービスを始めたとする。すると、使い慣れた番号を捨ててでも、キャリア移動する人は出てくるだろう。ただし、各社のサービス内容が同じである限り、例えばau→vodafoneの人もいれば逆もいるわけで、ユーザー分布は大きく変化しないだろう。
ナンバーポータビリティが開始されると、キャリア移動の大きな障害だった番号変更の必要がなくなる。もちろん、原理としてはキャリア間で番号を移動させるわけで、これには少なくない金額がかかると思われる。ともあれ、キャリア移動は以前よりスムーズになるわけで、ユーザーのニーズにあったサービスを提供するキャリアにユーザーは集中していくだろう。ニーズとは、割引サービスだけではない。端末のデザインや機能、なにより圏外の少なさなども。
この状態で、vodafoneのLOVE定額・家族通話定額はかなりの猛威を振るうと思われるがいかがだろうか?少なくとも、他社は同等の、あるいはそれ以上のサービスを打ち出さなければならなくなるだろう。それは、もしかしたらナンバーポータビリティの開始直後になるかもしれない。既存の番号縛りがあるから現在大胆なサービスを提供する必要はないと考えているのか、あるいは、LOVE定額の成果を参考にするつもりでいるのか。ともあれ、今後は定額サービスが主流になっていく?とすると、年割などの継続使用割引は廃れていくのか、あるいは定額料金に乗じるという形で残るのか。
そして、自社限定サービスばかりの現状はどうなっていくのだろうか?全てのキャリアが自社限定サービスに同等に力を入れている限り、ユーザー離れを食い止めることもできる一方で、他キャリアから自キャリアへのユーザーの流れもおきにくいだろう。ここで例えば、自社限定サービスほどの割引率は打ち出せないにしても、他キャリア向けのサービスを打ち出したらどうなるだろうか?例えば、自社携帯番号1件指定通話料50%off、加えて他社1件は30%offのLOVE&PEACE割とか出てきたらすごいことになりそうだよね。このサービスがあれば、少なくとも既存のユーザーは離れないでしょう。でも
1社だけがこういうサービスを始めると、他社ユーザーの存在を許容することにも繋がり、他社ユーザーの囲い込みは難しくなるのかな。それとも、この魅力的なサービスに他社ユーザーも思わずキャリア移動しちゃうのかな?つまり、LOVE定額っぽいことが他社相手にもできるということなので、事情によりLOVE定額に出来ない人(つまり、相互とも非vodafoneな人や、一方が非vodafoneでかつキャリア移動が困難な人)も、少なくとも一方にはLOVE&PEACE割は多大なメリットがありますね。そもそも、各事業者の至上目的は何なんでしょう?この産業を牛耳ることなのか、それとも、多少の規模の大小はあっても、そこそこ利益が上がってればそれでいいのか。それによっても、打ち出す戦略は変わってくるはず。
こういうことを考えていると、携帯各キャリアの利益ってどこから出てきているんだろう、との疑問がわいてくる。いくらなんでも、赤字になるまでサービスを向上させることはできないよね。まず考えられるのは、基本使用料。端末の売り上げはどうなんだろう。端末が新規契約で無料!だったりすることを考えると、そもそも端末で利益を得ることは考えてないのか、それとも機種変更のユーザーから過剰に回収しているのか。あとは、通話料やパケット通信料の何割かが利益になっているのかな?料金プランによって通話料が変化することを鑑みると、そうかもしれない。とすると、定額サービスというのは利益に直接結びつかないのか?それとも、ユーザー獲得のための手段であり、ユーザーさえ獲得できれば金の卵を産む鶏を得たも同然なのか、確かにLOVE定額などは一つの番号に限定していて、それ以外の番号については通常のサービスと変わらないしね。てことは、LOVE定額のみのためにvodafoneの契約をしてしまうユーザーがいたら、vodafoneにとっては目の上のたんこぶなんでしょうなあ。いずれにしても、定額が主流になる頃は、いろいろな定額サービスが出てきていると予想。料金も、指定先のキャリアや数も。すなわち、契約する定額プランのの料金の合計が、現在でいう基本使用料になる。様々な定額プランから、ユーザーは必要なものをチョイス。な~んて時代が来るかも。
※文中では「携帯電話会社」と「キャリア」とを混同して使ってますが、面倒だから使い分けていないだけで。キャリアとは電気通信事業者のことです、念のため。ただ、auだのDoCoMoだのという名称に対しては、「キャリア」よりも「ブランド」と呼びたい気がするなぁ。